※ネタバレを大量に含むのでご注意ください。本作をすでにクリア済み、または今後遊ぶことはない方のみ読み進めるのをおすすめします。
素晴らしいゲームだと思うので、安易な気持ちでネタバレを見るのはおすすめしません。
前回の感想記事↓

↓以下スクロールしていくとネタバレありです。↓
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ストーリーをクリアした
遊び始めたらとまりませんでした。
まさか受験期間中に買ってクリアするとは思ってもいなかったです。
素晴らしい本、映画、音楽、ゲーム等の作品に出会うと、「これは他のとは違うな」っていうのを直感というか、ビビッと感じるものがありますよね。
このオリガミキングはまさにそうでした。

音楽やグラフィックなど本当にすみずみまで凝っていて、途切れることなく世界観に入り込んで楽しむことができました。
特にストーリーにはひきこまれました。
最初はどこか子ども染みていたオリビアが、マリオたちとの冒険を通りしてさまざまなことを乗り越えて大人に、強くなっていって。
また、マリオがとても大人として描かれているなぁと思いました。何があっても動じず、オリビアが落ち込んでいるときにはそっと隣に座って。
ルイージのキャラクターも好きです。あまり役に立たないように思えて、なんだかんだちょうどいいときにやってきてカギを持ってきてくれたり。
クッパ軍団が最初から最後まで味方なのもとても良かったです。
すべてのキャラクターがいい味だしてます。

そしてクッパの飛行船でまさかのボムへいと再会かと思いきや、別のボムへいでした。
ただ、このセリフにはドキッっとさせられました。なんかこう、見事にプレイヤーの心に入り込んできますね。
このあとのシューティングの場面でボムへいを弾にするのは、なんだろう。
いろいろ考えさせられますが、仲間を助けるために自ら爆発したボムへい(ボム平)は、幸せな最後の迎え方だったのかもしれません。
最後の戦いとその後
ただの勘違いでたくさんの人を傷づけていたオリー。
しょうもないメモを書かれたと思っていたものが、

オリガミ職人の優しさがつまったものでした。

そして、どんな願いもかなえるという千羽鶴の最後の1羽を、オリガミ職人の教えを受けながら仲間たちに見守られながら、オリビアが折ります。ただの紙となったオリーで。
そして最後に、マリオやピーチ姫、仲間たちを見て。
そして、オリビアは「オリーが折った全てのオリガミを元に戻してほしい」と願い、

オリビアもろとも全オリガミがなくなり、世界がもとに戻りました。
これはとてつもない衝撃でした。
こうなるとは全く予想していませんでした。「なんだかんだいって最後は晴れやかなエンディングなんだろうな」と思っていました。
最後の最後でまた一人仲間を失ってしまった。そういう展開はもういいよ、、。
あまりにも悲しいです。泣きました。オリビアとは物語のずっと最初から一緒で、ずっと冒険をしてきて。いろんなことを乗り越えてきて。
最初からいた仲間が最後の最後でいなくなるっていうのは悲しすぎないか。
なんなら悪の親玉であったオリーも最初から一緒で。
それがエンディングではオリビアもオリーもいなくなって、全てが元に戻り、何もなかったかのように、いつものマリオたちの日常がやってきます。
この冒険の思い出はマリオといつものその仲間、そしてプレイヤーの心だけに残るという。
ラストバトルでの白熱、そして優しさ溢れる話、からのいきなり仲間をなくしてしまうという。
ものすごく感情を揺さぶってきますね。
個人的にはあまり納得いかないです。ハッピーエンドにしてほしかったです。
オリビアは最初からずっと仲間で、一緒にいる期間が長かった分感情移入もしていたのでとてもつらいです。
今作はどこまでプレイヤーの心をえぐってくるんだろう。うーん。
このゲームは全体を通してとても楽しいものでしたが、エンディングの悲しみはあまりにも強すぎました。
ただ、その悲しみがこのゲームの体験をより深いものにしてくれているのだと思います。
グラフィックも音楽もとても素敵で、ストーリーも素晴らしくて。世界に本当に入り込んで遊べて、なにかのドラマを見ているようでした。
遊びはじめた当初、こんな展開になるとは一切想像していませんでした。
のんびりした雰囲気で、ギャグ要素が盛り沢山で。
遊び始めの最初の頃とストーリークリア後の今では、このゲームに対する印象がまるで違います。「これ別のゲームなんじゃないの」ってほどに。

エンディングのこのシーン。
心にグッときました。ものすごく綺麗です。いろいろ思わせることがあります。
でもなあ。オリビアがいなくなってしまったのはあまりにも悲しい。引きずる。
このゲームはあれですね。「マリオ」と名のついた、命の尊さや仲間の素晴らしさを学べる作品だと感じました。
また、このゲームは忙しすぎる現代に対する問いかけなんではないかと。「たまには腰を据えてゆっくりしない?」「人間として大切なものを忘れてない?」と。そんなことを考えたりします。

終わりに
ボムへいの爆発があまりにも衝撃すぎて前回感想を書き、そのまま世界観にのめり込んでクリアしたオリガミキングの感想もこれで終わりです。
僕はこのゲームで深い感動を味わうことができました。感謝しています。
このゲームのすべての演出が、僕には響きました。
「RPG要素がない」「戦闘システムが微妙」などあると思いますが、僕はそれらは初めの頃こそ多少気にしていたものの、遊んでいくうちにそんなことはどうでもよくなりました。
物語に本当に引き込まれましたね。
とても楽しい冒険でした。ありがとう!
真のエンディング
100%コンプリートするのには時間がないので、でも早く続きが知りたく、ネットで真エンディングの動画を見ました。
真エンディングを見ておらず、ネタバレを避けたい方は次のページに行くのはおすすめしません。